レ      ン      タ      カ      ー

 広大な国土を移動したり、交通の便がよくない国を観光したりするときに、レンタカーを借りることはよくある。ほとんどの国が、日本の自動車試験場で発行する「国際免許証」で運転することができる。これまでに、いろいろな国でレンタカーを借りたが、事故を起こすことなく利用してきた。値段は国によってちがうが、日本のサイトで手軽に申し込みができるようになってきた。

 
アメリカ合衆国
 マイアミで2日間借りた。最初のレンタカーで右ハンドルだっ
たので、慣れるまでが大変であった。また、ハイウェイの無人
料金所で立ち往生したこともあった。しかし、町を過ぎると車の
量も減り、のんびりと運転することができた。「セブンマイルブリ
ッジ」を渡って、キーウェストまで往復した。
 アラスカへ行ったときは、空港でレンタカーを借りている。広
大なアラスカの大地を移動したり観光したりするときは、レンタ
カーが便利だからである。
 アメリカは、オートマチックが基本なので運転はしやすかった。

チリ
 イースター島で車を借りた。ホテルで申し込めたが、手続きは
なく、車のところまで連れて行かれた。どうやら、自家用車を1
日貸ししているようであった。車は三菱の軽自動車であったが、
「SAMURAI」というネーミングがつけられていた。右ハンドルで
マニュアル車であったが、慣れるまで時間はかからなかった。

フレンチ領ポリネシア(タヒチ)
 タヒチ島やとなりのモーレア島で借りた。タヒチ島は、街中で借りて、島内を1周したモーレア島は港で交渉した。そして、しばらくして車を持ってきてもらった。いずれも、右ハンドルのマニュアル車であったが、車の量が少ないので安心して運転することができた。

ブルネイ・ダルサラーム
 ホテルで申し込むことができた。日本と同じ左ハンドルだったので、運転しやすかった。車はマニュアル車であったが、日本で以前乗っていた車がマニュアル車だったので、そんなに難しくはなかった。マレーシアの国境まで走ったり、石油採掘の町などへ行ったりすることができた。

バルバドス
 泊まったホテルでレンタカーを手配してもらった。軽自動車のようなコンパクトカーだった。左ハンドルのマニュアル車であった。しかし、ガソリンのフル貸し出し、フルリターンではない。最初から少ない量しか入っていないので、まず給油しなければならない。これに気づかなかったので、途中でガス欠になってしまった。幸い連絡が取れ、近くにガソリンスタンドがあったので事なきを得た。ちなみに、車を返す時は、借りた時と同じガソリンの量であればよかった。

アルバ
 空港に着いてからレンタカーのオフィスへ行き、借りることができた。大きな島であるが、公共交通機関があまり発達していなかったのでとても重宝した。町の中にはホテルが少なく、郊外のモーテルに泊まったが、車があったから泊まることができたようなものであった。島の裏側は、乾燥地帯になっていて、レンタカーでしか行くことができなかった。

キュラソー
 空港で借りることができたが、最後の1台であった。24時間の滞在しかできなかったので、1周することは無理だったが、町から離れた水族館などへ行くことができた。空港から町の中心まで離れているので、レンタカーを使うことができて重宝した。

セントマーチン
 空港にあるレンタカーのカウンターに行って、借りることができた。値段はとても安く利用してよかった。右ハンドルのオートマチックだった。途中に山道などがあったので、オートマチックでよかったが、ドライブにしてもセカンドまでしか変速されず、馬力もなかった。しかし、島の裏側やバスで行きにくい場所へも行けた。

南アフリカ共和国
 ヨハネスブルグの空港で借りることができた。左ハンドルのマニュアル車であったが、トヨタのカローラだったので、安心して利用することができた。ヨハネスブルグを抜け、ハイウェイを走っていろいろな町へ行った。レソトやスワジランドへも行くことができたので、車を借りることができてよかった。南アフリカは国土も広いので、1日の移動は何百kmにもなったが、渋滞はほとんどなく、快適に走ることができた。
 それから、ケープタウンでも車を借りることができた。フォルクスワーゲンのマニュアル車だったが、バックへはミッションを一度押さえてから入れるタイプであった。喜望峰などへ行ってきたが、その途中の観光地や名所などにも寄ることができたのでよかった。いずれも、ガソリンは、フル貸し出し、フルリターンであったので、空港近くのガソリンスタンドで給油して返却した。

ナミビア
 空港では予約でいっぱいで借りられなかった。また、公共交通機関もあまり発達していないので、どこのレンタカーのオフィスも予約でいっぱいだった。最後の頼みで、ウィントフックのツーリストインフォメーションで申し込んでもらったら、1台あったので借りることができた。古い車であったが、タイヤなどは新しく、メンテナンスをしっかりしていた。おかげで、長距離でダート道が多いにもかかわらず、ナミブ砂漠や大西洋岸まで行くことができた。ガソリンは、フル貸し出し、フルリターンであったが、返却後にウィントフックの空港まで送迎してくれたのが、とても助かった。

ドミニカ国
 空港が、島の裏側にあり、首都のロゾーまでかなりの距離があるため、オフィスに行って申し込んだ。幸いに車はあったので、借りることができた。火山の島なので、山間部に入ると坂道やカーブが多かった。また、道路標識があまりないのでだいたいの予想で車を走らせた。ガソリンスタンドは少なく、空港に近い村に一つだけあったが、午後3時からしか開かなかった。しかし、何とか事なきを得、空港で車を返すことができた。ちなみに、国際免許証は使えず、借りる際にライセンスを購入した。

ケイマン諸島
 飛行機が遅れ、夕方にケイマン諸島に着いたが、オフィスが開いていて借りることができた。左ハンドルだったので、運転は楽であった。町中は休日ということもあってか、車は少なく運転はしやすかった。ガソリンは、フル貸し出し、フルリターンであった。

モーリシャス
 日本で、日本語のサイトで申し込むことができた。モーリシャスは、日本と同じ左ハンドルなので、運転はしやすかった。車はマニュアル車であった。高速道路があり、走るのは快適であったが、町中の渋滞がひどかった。また、郊外に行くと道路標識が少なくなり、地図を片手に島内を走り回った。ガソリンは、借りた時と同じ量で返せばよかった。

レユニオン
 日本で、日本語のサイトで申し込むことができた。右ハンドルのマニュアル車であったが、バックのギヤの入れ方が日本と違って苦労した。ギヤの下にある部分を上に持ち上げたらバックに入ると教えてもらったが、聞かなかったらわからなかっただろう。レユニオンは高速道路もあり、とても運転しやすかった。しかし、火山の島であるため、海岸部を離れると、急な坂道やカーブが続いた。さらに、山道は狭くて離合しにくい場所もあった。バスが発達しているが、車を利用することで、時間に左右されずに廻ることだできた。ガソリンは、フル貸し出し、フルリターンであった。